メキシコ人ボクサー歴代ベスト10(1/2)
メキシコ人ボクサーの歴代トップ10を選ぶのは、かなり難しい。
メキシコでは、ボクシングはとても人気のあるスポーツだ。ファンの数ではサッカーに負けるが、トップ選手の実力や戦績はボクシングの方が断然すごい。
メキシコ人ボクサーは、これまでオリンピックで13個のメダルを獲得した。うち2個は金メダルで、リカルド・デルガードとアントニオ・ロルダンが1968年のメキシコ・オリンピックで獲得した。また、世界チャンピオンになったプロボクサーは200人以上いて、ほぼすべての階級を網羅している。
そんなわけで、メキシコ人ボクサーのベスト10を選ぶのは容易なことではないが、異論噴出を覚悟して選ぼうと思う。往年の伝説のボクサーからカネロまで、あなたならだれを選ぶ?
①フリオ・セサル・チャベス “ボクシング界のシーザー”(107勝6敗2分け、85KO)
これには異論はないだろう。名前(フリオ・セサルはジュリアス・シーザーのスペイン語読み)と強さから“ボクシング界のシーザー”と呼ばれた。チャベスは強烈なパンチ力と鉄壁のディフェンスで勝ち続けた。プロでの戦績は90連勝、世界タイトル3階級制覇、115戦でわずか6敗。メキシコのボクシング史上もっとも偉大なボクサーのひとりとなった。
②ルベン・“プアス”・オリバレス(89勝13敗3分け、79KO)
チャベスの次に名前が挙がるのは、ルベン・“プアス”・オリバレスだろう。試合数は100戦以上、左から繰り出される強烈なレバーブローで、史上最強のバンタム級ボクサーのひとりに数えられている。
③ラウル・“ラトン”・マシアス(41勝2敗、25KO)

メキシコ人ボクサーの最初のレジェンドと言えば、ラウル・“ラトン”・マシアスだろう。1955年、サンフランシスコで行われたNBA(WBAの前身)世界バンタム級タイトルマッチで、タイ人のチャムラン・ソンキットラットをKOで倒し、世界王座を獲得した。2年後、マシアスはアルフォンス・アリミ戦で敗れて王座陥落、メキシコは大騒ぎになった。マシアスは芸能界でも活躍し、何本もの映画に出演した。ペドロ・インファンテやマリア・フェリックス、マリオ・モレーノ・“カンティンフラス“らとも親交があった。
④リカルド・“フィニート”・ロペス(51勝0敗1分け、38KO)
リカルド・ロペスは、1985年から2001年までの16年間の現役生活で、52戦無敗という偉業を成し遂げた。世界ライトフライ級王座を22回防衛した。米リング誌の90年代のパウンド・フォー・パウンドでは、ロペスは常に上位にランキングされていた。
⑤ミゲル・“エル・ペケーニョ・マエストロ”・カント(61勝9敗4分け、15KO)
神レベルの高いディフェンス技術で、5年近い長期にわたって世界フライ級王座を保持した。防衛9回。

画像:ミゲル・“エル・ペケーニョ・マエストロ”・カント(Canto Ko by Perfumuerte / CC BY-SA 3.0)
(パナメリカンワールド)