メキシコのコンピューターウイルス被害、中南米で最多


 コンピューターセキュリティ企業のESETの調査によると、今年、ラテンアメリカでマルチロッカーの被害を最も多く受けた国は、メキシコであった。マルチロッカーは、コンピューターウイルスのひとつで、コンピューターへのアクセスをブロックし、アクセスの回復と引き替えに金銭を要求することを目的としている。

 調査結果によると、「Win32 / LockScreen. ANX」という名称で検出されるこのウイルスによる被害は、2012年に報告された事例の総数と比較すると、今年に入って約3倍に増加した。

 また、メキシコにおけるこのウイルスの被害数は、2012年には世界で37番目に多かったが、今年は11番目になり、ラテンアメリカでは最多となっている。

 この種類のウイルスは、金を支払えば、システムファイルへのアクセスを回復させると、被害者に知らせていることが多い。また、通常は、被害を受けたコンピューターのIPアドレスやチェックコード、支払い日時も、情報に含まれている。

 支払い済みの情報が送信されると、ウイルスは被害者のコンピューターから自動的に削除され、そのファイルやフォルダも除去される。これは、利用者が情報セキュリティー会社に、ウイルスの存在を報告することができないようにするためである。

 そのため、ESETは、コンピューターがこのウイルスに感染した場合、「金を支払えば利用者を脅迫するこの違法な商売を助長することになる」ため、相手から要求された金を支払わないように推奨している。

 また、ESETは、この悪意のあるソフトウエアが、金銭と引き替えにコンピューターを回復することができると約束していても、この恐喝の金を支払ったからといって、犯人たちがコンピューターを回復させるとは限らないと述べ、従って、コンピューターにウイルス対策ソフトをインストールしてウイルスを検知し、このような恐喝を回避するよう推奨している。

(ラベルダデキンタナロー)

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